絵本と童話と関連キャラクター
佐野洋子 さん /作・絵
講談社(初版 1992.5.28), 32P
とっ
てもお気に入りのカサだから、雨がふってもどーしてもそのカサをさすことができないおじさんのお話です。
ぬれちゃうのにね。
このおじさんのきもちがすこーしずつかわっていくようすが、とても軽快に、あざやかに描かれた絵本です。
実際にこんなおじさんがいたら、ちょっと気持ち悪いかも、
とか思わないこともないのですが、この絵本のおじさんはあいきょうたっぷり、にくめません。
やさしい雰囲気の絵のおかげかな。
こ
の絵本は、子供のころ読んだ記憶があります。
ストーリーは忘れていたのですが、おじさんの顔とカサはしっかりおぼえてました。
「そ〜そ〜この顔、このにくめないちょっと変な顔、そしてこのカサ」と、まよわずふたたび手にとりました。
そのくらい印象に残る絵です。
そ
して、カサをさして空を飛ぶメアリーポピンズのように、かる〜く、心地よいお話で、あらためて大好きになりました。
・「なんか最近頭がこってるなー」という人
・雨と遊びたい人
・ここのところしばらくスキップをした記憶がない人
・「雨がふっても楽しいことはあるんだよ」と学べそう。
・リズム感がちょっとつくかも。