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心に残る絵本

 手ぶくろを買いに



↑ 手ぶくろを買いに
絵本表紙
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ページをめくるたびに、
言葉と絵が浮かび上がって、
蒸発していくみたい。

新美南吉 さん /作
黒井健 さん /絵
偕成社(初版 1988.3.1), 32P


地よいストーリーとやわらかい絵が体中にしみこんできます。


じストーリーでいろいろな人が絵を描いていますね。
わたしは、黒井健さんの絵が一番好きです。 教科書でこの話を読んだ記憶があるのですが、この絵本で勉強させてほしかったです。


人公はきつねの親子。 しんしんと雪の降る山の中から、町のほうへ出てきます。 そして、子ぎつねだけが、町の中へ。手ぶくろを買いに。 その山の風景といい、町の風景といい、きつねの親子といい、 全てのページの絵が、ふんわりとしています。 ページをめくるたびに、言葉と絵が浮かび上がって、 ふわふわすーっと耳から目から入ってきて、体や頭の中で溶けて、しみこんでくるような感じがします。


つねって手ぶくろするんだっけ?、 というふと顔をもたげる小さな疑問などもあっというまに包んで溶かしてすー……。 とても心地よい眠りにつくことができます

マーク:大人向け
こんな大人の方へおすすめ

・とんがってる人
・最近よく眠れなくて困っている人

マーク:子供むけ
子どもへのおすすめポイント

・絵というのは、すばらしく人をしげきするもなんだな、と感じとるかも。
・他人の小さな失敗は、無視することも必要だよ、と思ってくれるといいなあ。



関連情報です

■黒井健 絵本ハウス■
黒井健さんのギャラリーが!山梨県の清里にあるんですね。
「手ぶくろを買いに」の原画も見れるようです。 でも時期によるようなので、詳しいことは「絵本ハウス」のホームページでごらんください。
わたしは、このホームページで黒井健さんの絵本一覧を見、 またまた読みたい絵本が増えました。
>>> 「黒井健 絵本ハウス」のホームページへ



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